市原市が空き家問題解決に向けて新たな支援法人を設立
千葉県市原市は、空き家問題の緩和に向けて大きな一歩を踏み出しました。2023年6月10日、同市は「株式会社AlbaLink」と「株式会社クラッソーネ」の2社を県内初の空き家等管理活用支援法人として指定しました。全国的に深刻な社会問題となっている空き家の解消を目的としたこの取り組みは、官民協力により地域住民や空き家所有者に対する支援を強化するものです。
空き家等管理活用支援法人とは
空き家等管理活用支援法人は、空き家対策を推進するための特別措置法第23条に基づいて指定される法人です。この法人の役割は、行政の補完として空き家の所有者に情報提供を行い、相談にのること、更には普及啓発の活動を行うことにあります。
指定法人の紹介
(1) 株式会社AlbaLink
- - 代表取締役: 河田 憲二
- - 所在地: 東京都江東区木場二丁目17番16号BESIDE KIBA 3階
- - 法人概要: AlbaLinkは、市場に流通しにくい不動産の買取や再生を専門とし、特に老朽化した空き家の取り扱いを得意としています。
業務内容 |
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空き家バンクでの査定 |
空き家問題に関するセミナーや相談会の開催 |
(2) 株式会社クラッソーネ
- - 代表取締役CEO: 川口 哲平
- - 所在地: 名古屋市中区栄二丁目11番30号セントラルビル5階
- - 法人概要: クラッソーネは解体工事のDXプラットフォームを展開しており、空き家関係の業務にも特化しています。
業務内容 |
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売却査定額と解体費用などの概算が簡単に把握できるサービスの提供 |
空き家問題に関するセミナーや相談会の開催 |
今後の展望
市原市では、令和7年1月17日付でこの2社との間で、空き家の活用や除却に関する連携協定を締結することが決定しています。空き家等管理活用支援法人に指定されたことにより、今後も官民連携によるさらなる取り組みが進められる予定です。
まとめ
空き家問題は、地域の活力を下げるだけでなく、治安や環境にも悪影響を及ぼします。今回の取り組みを通じて、空き家の所有者や市民に対する支援が強化され、持続可能な地域社会の実現が期待されます。地域住民の皆さんも、これらの法人の提供するサービスを利用し、空き家問題の解決に向けて一緒に取り組んでいきましょう。