いすみ市の介護人材不足解消へ向けたトライトとSOTOBO ISUMIの連携開始

いすみ市の介護人材不足解消へ向けた取り組み

千葉県いすみ市では、介護人材不足が深刻な問題となっています。この課題を解決するために、医療・介護・保育分野に特化した人材サービスを展開する株式会社トライトと、地域課題の解決に取り組む株式会社SOTOBO ISUMIが連携を開始しました。両社はそれぞれの特性を活かし、持続可能な地域社会の実現を目指します。

いすみ市の現状と課題

いすみ市は、豊かな自然環境と穏やかな気候が魅力の地域で、「住みたい田舎ベストランキング」では首都圏エリアで9年連続1位に輝いています。しかし、少子高齢化が進む中で、高齢化率は42.5%に達し、2040年には高齢者人口が生産年齢人口を超えるとの予測も出ています。このような背景から、介護分野における人手不足はさらに深刻化すると懸念されています。

地域の約70%の介護事業所が人手不足を感じており、持続的な介護サービスを提供するためには、早急な対策が必要です。この問題に対応するために、SOTOBO ISUMIは地域商社として官民連携を強化し、地域のニーズに応えた取り組みを進めています。

トライトの取り組み

トライトもこれに呼応し、千葉県を含む全国28都道府県に営業拠点を持ち、地域の特性に沿った採用・就労支援を行っています。今回の連携では、いすみ市の人手不足を解消するために、介護人材の確保と創出に向けた取り組みを共同で進めることになります。この活動の一環として、介護業界への関心を高めるための各種イベントを企画しています。

キャリアセミナーの開催

その第一弾として、55歳以上を対象にした介護職のキャリアセミナーを開催することが決まりました。このセミナーでは、セカンドキャリアとして介護職を選ぶことの魅力を紹介するとともに、無料で介護資格を取得できるプランについても説明します。講師には、株式会社トライトキャリアの営業統括部の専門家が登壇し、実際に介護の現場で活躍しているシニアの事例を交えながら、仕事のやりがいや魅力を伝えます。

また、自然に触れながら健康を促進するアーシングやフラダンスの体験教室も併せて実施します。参加者は、身体を動かしながら楽しく学んでいくことができます。