漁港体験学習
2025-05-22 14:33:18

北区と連携した漁港のお仕事体験、未来を担う子供たちの海洋学習

北区と連携した海洋学習プログラムが始動



東京都北区と一般社団法人次世代価値コンソーシアムが共催する新しいプロジェクトが、海とのつながりを感じる機会を子供たちに提供するために始まりました。この海洋学習・体験プログラムは特に小学校生を対象にしており、2025年より本格的に実施される予定です。

漁港のお仕事体験プログラム


このプロジェクトの第1弾として、2025年5月16日(金)に北区立赤羽小学校と岩淵小学校の5年生約120人が千葉県鋸南町の保田漁港にて『漁港のお仕事体験プログラム』に参加しました。このプログラムでは、ただ教科書を読むだけでは味わえない、実際の漁港の様子や魚の生態、水産流通の理解を深めることが目的です。

当日は漁や活魚に関する解説を受けたり、漁港で実際に行われている魚の選別や入札の体験を通じて、子供たちは大いに学びました。教員や関係者からの指導のもと、子供たちは自ら質問を投げかけ、漁港で働く人々とのインタビューを通して、実際にどのように魚が水揚げされているのか、その流れを肌で感じました。

興奮と学びの一日


体験当日は、保田漁港は大漁で賑わいを見せ、イワシやタチウオといった魚が水揚げされ、時には珍しいアオザメやマンボウも現れるなど、子供たちの興奮は最高潮に達しました。漁港で働く鈴木淳さんから「保田漁港で多く獲れる魚」や「仕事の大変さ」などについてお話を伺ったことで、普段口にしている魚がどのように自分たちのもとに届くのかを、体感を通じて深く理解することができました。

参加した学校の校長たちも、この体験が非常に有意義だったとして高く評価しています。

「体験と考える場が両方あったことで、子供たちにとって良い学びの機会となったと思います。」(赤羽小学校校長 淵脇泰氏)


「地域に根ざしたこのような体験がもっと広がっていくことを願います。」(岩淵小学校校長 荒木克之氏)


プロジェクトの意義


この海洋学習・体験提供プロジェクトは、日本の子供たちと海との接点を増やすことを目的としています。日本は島国であるにも関わらず、子供たちが海と接する機会は次第に減少しています。この現状は教育現場や家庭の状況など、さまざまな理由によって引き起こされており、特に都市部ではその改善が難しいと言われています。

それゆえ、今回のプロジェクトは行政や教育機関と密接に連携し、心のハードルを下げることで、海洋学習・体験が学生にとって普通の選択肢として認識される未来を目指します。2025年には東京都内の複数の自治体が連携して、希望のある学校を対象にプログラムを実施予定です。

様々なプログラムが用意されている


海洋学習・体験プログラムは多様で、海の安全教室、マリンアクティビティ、選別や入札体験などが企画されています。こうした取り組みを通じて、次世代の海洋意識の向上が期待されます。私たちの暮らしに不可欠な海を未来に引き継ぐために、子供たちがどう動くのか、その姿を見守りたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: 海洋学習 漁港体験 日本財団

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。