循環葬RETURN TO NATUREが千葉・真野寺で内覧会を開催
2023年、関東初の「循環葬RETURN TO NATURE」が千葉に新たな拠点を設立しました。内覧会が行われたのは房総半島の南、1300年の歴史を誇る真野寺の森。ここはミモザや桜、紫陽花といった四季折々の花々が見事に咲き誇る「花の寺」として知られています。内覧会には、多方面の専門家を招き、循環葬の概念や今後の展開が説明されました。
内覧会の内容
内覧会には、at FORESTの代表である小池友紀氏、真野寺の伊藤尚徳住職、土壌環境アドバイザーの鈴木武志氏(神戸大学)、森林アドバイザーの石井弘明氏(同じく神戸大学)などが参加。サービスの概要が語られるとともに、参加者には自然の中での新たな弔いの形についての理解が深まったことでしょう。真野寺の庭を共に歩く中で、森を感じ、心がリフレッシュされる瞬間が多く見られました。
循環葬RETURN TO NATUREとは
循環葬RETURN TO NATUREは、一般的な墓標を残さずご遺骨を自然に還す新しい形のお墓を提案しています。「森と生きる・森に還る・森をつくる」といった理念を持ち、残されたご遺族には自然の中での弔いを提案。特に、森林浴やハイキングといった体験を通じて心の安らぎを感じられる場を提供します。
真野寺は1300年の歴史を持つ真言宗の寺院であり、特に関東一円から商売繁盛を祈る多くの参拝者が訪れる「大黒天大祭 福祭り」でも知られています。参拝者が季節ごとの花々を楽しみながら心を和ませることができるこの寺院が、循環葬の拠点に選ばれた理由ではないでしょうか。
今後の展望
「循環葬RETURN TO NATURE at 真野寺」は、2023年8月11日に正式オープンを迎えます。at FORESTでは、循環葬を通じて埋葬の負担軽減を目指すと共に、社会問題である無縁墓の増加に対応し、森林保全を含む事業モデルを採用。出発点である真野寺の森を豊かに育て、次世代へと受け継いでいくことを目指しています。
また、同社では定期的にオンラインで個別説明会や現地案内会を実施しており、今後興味を持つ方々の参加を歓迎しています。詳細は公式ウェブサイトをチェックしてみてください。
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循環葬の社会的意義
循環葬RETURN TO NATUREは、都市の無縁社会問題に対処するための取り組みとしても注目されており、森を未来の世代に残すための重要な役割を果たしています。大阪・能勢妙見山を基点とし、売上の一部が森林保全に寄付されることで、自然環境の再生にも貢献しています。
これからの社会においても、循環葬は新しい形の弔いとして期待が寄せられています。自然を愛する気持ちを尊重したこの取り組みが、今後どのように広がっていくのか、非常に楽しみなところです。
循環葬RETURN TO NATUREは、一つの新たな価値を持ち、『森に還る』ことの大切さを広めています。多くの人々がその理念に共鳴し、自然との共生を考えるきっかけになると願っています。