AIカメラ「キヅクモ」が見せる、新しい店舗運営の未来とは
2025年8月21日から22日までの2日間、東京ビッグサイトで開催された「店舗・EC DXPO東京'25 夏」で、株式会社ラネットが提供するAIカメラ「キヅクモ」が出展されました。本展示会では、データに基づいた店舗のDX(デジタルトランスフォーメーション)の可能性が示されました。
「キヅクモ」の特長
展示会では、キヅクモの特徴として「防犯+業務改善」「データに基づくマーケティング」「驚くほど手軽な導入」の三点が強調されました。多くの来場者が、専門的な知識や複雑な配線なしにWi-Fiさえあればすぐに利用を始められる手軽さに感嘆の声をあげていました。
展示ブースでは、人の流れを「ヒートマップ」で可視化するデモも行われ、お客様の興味関心の動向をリアルタイムで分析しました。来場者は、実際にデモを体験しながら、どのようにデータを元に店舗の改善を行うことができるのかを具体的に感じていた様子が印象的でした。
具体的な業界の悩みに応える
来場者からは、具体的な店舗運営の悩みが多数寄せられました。例えば、「カスタマーサービスのトラブルを記録してスタッフを守りたい」という防犯目的や、「売上の分析を行いたい」というニーズが挙げられました。キヅクモは防犯機能だけでなく、ビジネス資産として映像データを活用し、業務の効率化に寄与することが証明されました。
2日間のデータ収集と分析
展示会の2日間で収集したデータは、来場者数や通行人数を詳細に分析するものでした。ブース正面には9,963名、側面にはそれぞれ2,971名、7,952名が通行し、合計で20,886名がブースを訪れました。特に、午後1時から3時にかけてのピークは顕著で、このデータから展示会全体の活発な時間帯が明らかになりました。
この人数カウント機能は、実店舗でも来店客数を曜日や時間帯ごとに把握するのに役立ちます。来店客数が多い時期に合わせてスタッフを配置したり、客数が少ない時間には効率的な作業を行ったりすることが可能になります。
ヒートマップによるさらなる分析
ヒートマップの機能は、ブース内でのお客様の滞在時間を色で表現するものです。どのエリアが特に関心を集めていたかが、一目で把握できました。このことから、来場者は製品の機能説明のみならず、実際のデザインやサイズ、操作性に特に興味を持っていたことがわかります。
データに基づく店舗運営を目指して
「キヅクモ」は、集めたデータを元に店舗運営の効率化を可能にします。ヒートマップを利用すれば、お客様がどの商品棚で長く滞在しているか、どの販促物に注目しているかを把握できます。これにより、商品の陳列位置を見直したり、店内の流れを最適化することで、より戦略的な売り場作りが可能になるのです。
人数カウントとヒートマップを組み合わせることで、従来は経験や勘に頼っていた店舗運営を、データドリブンな運営へと変革できます。「キヅクモ」は、防犯ツールとしての役割だけでなく、ビジネスの成長を支援する「攻めのツール」として、今後の店舗DXを強力にサポートしていくことでしょう。
会社概要
株式会社ラネットは、東京都豊島区に本社を置き、2002年に設立されました。主にネットワークカメラ事業を含む多岐にわたる事業を展開しており、最新の技術を駆使して、お客様に新たな価値を提供しています。