介護に悩む従業員を支える新サービス「仕事と介護をまるっと相談室」
介護に直面し困惑する従業員のために、株式会社CareFran(ケアフラン)は法人向けのオンライン相談サービス「仕事と介護をまるっと相談室」を2025年4月に提供することを発表しました。このサービスは、育児や介護を担う従業員、通称ビジネスケアラーをサポートし、特に働き盛りの世代に向けたもので、オンライン相談を通じて悩みを解決する新しい形の支援です。
新しい介護相談の形
介護と仕事の両立は、現代の社会において大きな課題となっています。特に中堅層の従業員は、日々の業務をこなしながら介護と向き合う状況に置かれることが多く、そのストレスや業務負担から離職を選ぶケースも少なくありません。そこで、CareFranの「仕事と介護をまるっと相談室」では、相談者のプライバシーを重視し、相談者の情報が所属企業に開示されることなく、直接ケアマネジャーに相談できる体制を整えています。これにより、気軽に悩みを相談できる環境を提供し、介護に関する制度利用のハードルを下げることが目指されています。
石井食品の新たな取り組み
このサービスは、老舗食品メーカーである石井食品株式会社に試験導入されます。石井食品は、創業80年を迎えた企業で、「おべんとクン ミートボール」や「チキンハンバーグ」などの製造を行っています。介護は誰もが遭遇する可能性があり、仕事との両立が厳しい社会問題だと認識している同社は、特に従業員が安心して相談できる環境を整えることが重要だと考えています。「私たちの目指す職場環境は、社員が一人で悩みを抱え込まない場所です」とコメントしています。
「仕事と介護をまるっと相談室」の特長
この相談サービスの大きな特徴は、LINEを通じて24時間いつでも簡単に相談ができる点です。忙しい従業員には、電話や対面の相談よりも気軽に利用できる利点があります。また、現役ケアマネジャーが対応し、実際の介護現場を理解したスペシャリストが具体的なアドバイスを提供します。
さらに、AIを活用したカスタマイズ機能もあり、企業の労務規定に即したアドバイスが受けられます。企業内の介護支援制度と整合性を持った情報を提供することで、より実践的な支援が実現します。企業向けには社内の周知をサポートする機能も充実しており、Q&A集の作成支援が受けられるなど、労務と介護の両方に役立つシステムを提供しています。
導入の流れと問い合わせ
導入をご希望の企業には、料金例も示されており、従業員100名での年間利用料金は60万円(税別)からのスタートとなります。企業のニーズに応じて変動するため、詳細は問い合わせが必要です。
介護業務がますます重要視される中で、CareFranの「仕事と介護をまるっと相談室」は、多くの企業に新しい支援の形を提案し、働くすべての人々の介護に関する不安を和らげる役割を果たすことが期待されています。製品情報や導入の手続きについては、
CareFranの公式サイトで確認できます。