母の日川柳コンテスト2025 入選作品発表
2025年の「母の日」に向けて、毎年恒例の「母の日川柳コンテスト」が盛況裏に開催されました。このコンテストは、「母の日.me」が主催しており、母親への感謝やエピソードを川柳(5・7・5)形式で表現することを目的としています。今回のコンテストには、なんと2,419点もの作品が寄せられました。
審査員による厳選なる審査の結果、最優秀賞をはじめとする入選作品8句が選ばれました。特に最優秀賞には、「欲しいのはカーネーションよりバケーション」と題された作品が選ばれました。この作品は、育児に家事に追われる日々の中で「母としてのリアルな本音」をユーモラスに表現しています。
最優秀賞に輝いた「欲しいのはカーネーションよりバケーション」は、ママ5年目さんによって詠まれました。審査員からは「少しの休息が何よりのご褒美」など、多くの共感の声が寄せられました。母の日の贈り物といえばカーネーションが一般的ですが、この作品はそれとは対照的に、母親が本当に欲しいのは、心の休息や時間であることを教えてくれます。まさに現代の母たちのリアルな願望を代弁した句と言えます。
続いて、優秀賞に輝いたのは以下の2作品です。
- - 母ギフト昔スイーツ今お米(美波なみさん): 2025年の物価高騰を意識し、嗜好や生活スタイルの変化をつづった一句です。
- - 母になり母の愛知る母の日に(ハルさん): 世代を超えた母の愛の大切さをしみじみと感じさせてくれる作品です。
特別賞には、以下の5点が選ばれました。
1.
ありがとう母の笑顔に感謝の日(しょうぴさん): 「ありがとう」の重みが込められた感動的な一句。
2.
子がみんな集まることがプレゼント(むーむーさん): 家族と過ごす時間が贈り物の本質。温かいメッセージが込められています。
3.
反抗期言えぬ感謝を花に込め(くっちゃんさん): 花に託された感謝の気持ちを表現した詩情豊かな一句。
4.
笑う母カーネーションより華があり(だいちゃんZ!さん): 母の笑顔の美しさをシンプルに香りました。
5.
気持ちこめ花と一緒に贈る米(ぬえさん): 2025年の物価高騰を意識し、やさしく詠まれた一句です。
今回のコンテストでは、表現された作品たちを通じて、現代の母親たちが直面している現実や、母の日の本質的な意味を改めて考えさせられました。特に物価高や育児に伴う現実が、ユーモアと皮肉を交えて詩に盛り込まれた点が印象的でした。こうした社会的なテーマを意識しながら、愛や感謝が込められた作品が数多く見られました。
審査員は、各応募作品を評価する中で、母の日が単なるイベントでなく、心を伝える大切な機会に進化していると感じたことを述べています。これからの母の日には、物を贈るだけでなく、感謝の気持ちを伝えることが重要であるというメッセージが響きました。
母の日川柳コンテスト2025の入選作品を通じて、心温まる瞬間や笑顔が生まれることを願っています。また、今回の入選で残念ながら受賞できなかった方々にとっても、来年の川柳コンテストへの挑戦をお待ちしております。母の日という特別な日のために、次回はぜひ多くのご応募をお寄せください。
詳細については、
母の日川柳コンテスト2025の公式サイト をご覧ください。