認知症プロジェクト始動
2025-03-24 09:33:25

認知症を理解し、地域で支え合う─「認知症世界の歩き方プロジェクト」が始動

「認知症を理解し、地域で支え合う─「認知症世界の歩き方プロジェクト」が始動



千葉県我孫子市と東葛地域で、新たな試みが始まります。特定非営利活動法人イシュープラスデザインが主導する「認知症世界の歩き方プロジェクト」は、休眠預金を活用し、高齢者の孤立や孤独を防ぐための地域作りを目指しています。このプロジェクトは、認知症についての理解を深めることを目的とし、地域住民や当事者と一緒に活動を行っていきます。

プロジェクトの背景



認知症は、高齢者が直面する大きな課題であり、当事者やその家族はその影響を大きく受けています。「認知症世界の歩き方」プロジェクトは、認知症を抱える人々の視点から理解を深め、地域全体がフレンドリーに接する環境を作ることを目指しています。

昨年9月から今年3月までの間に、関係者とのヒアリングや地域におけるつながり作りを進め、本格的な事業計画を策定しました。そして、2025年3月には、プロジェクトの詳細を発表するお披露目会を開催し、参加者に地域の目指す姿を直接伝えます。

主な活動内容



このプロジェクトでは、主に2つの活動に取り組みます。

1. 認知症世界の歩き方実践ワークショップ


このワークショップは、認知症を抱える方々がどのように世界を感じ、どのような困難に直面しているのかを学ぶことが目的です。また、高齢者予備群を含む500名の参加者を目指しています。このワークショップでは、以下のような特徴があります。

  • - ご本人の目線で学べるレクチャー: アニメーションを用いて、認知症を抱える方々の視点を理解するコンテンツがあります。
  • - 推理を交えたカードワーク: 認知症の症状と生活上のトラブルを基に、問題の背景や解決策を模索する体験ができます。
  • - 障壁探しのワーク: 参加者は、学んだことをもとに生活環境の中から問題点を見つけ出す活動を行います。

2. 旅のガイド養成講座


この講座では、地域でワークショップを実施するためのファシリテーターを養成します。認知症に関する知識や運営スキルを学び、地域での活動に活かすことが目標です。定員は30名で、先着順で申し込みが可能です。講座は、我孫子北近隣センターで行われます。

認知症世界の歩き方とは



本プロジェクトは、認知症に関する正しい理解を促進するために、生まれた活動です。認知症を抱える約100名へのインタビューをもとに構成された書籍『認知症世界の歩き方』が、その出発点となっています。講演やワークショップ、ファシリテーター養成講座などを通じて、地域の課題解決に貢献していきます。

まとめ



「認知症世界の歩き方プロジェクト」は、地域における認知症の理解を深め、高齢者がより幸せに暮らせる環境を整えることを目指しています。東葛地域の皆さん、一緒にこの取り組みに参加してみませんか?私たち一人一人の理解と行動が、地域全体を変えていく力になります。

詳しくは、イシュープラスデザインの公式サイトをご覧ください。


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