鳥羽商船高専が受賞
2025-01-21 09:29:22

鳥羽商船高専が高校・高専気象観測機器コンテストで特別賞を受賞

鳥羽商船高専の快挙!気象観測機器コンテストで特別賞受賞



三重県鳥羽市に位置する鳥羽商船高等専門学校は、2023年12月22日、千葉県船橋市で開催された第13回高校・高専気象観測機器コンテストにおいて、見事代表理事特別賞と観客賞に輝きました。これらの賞を受賞したのは、情報機械システム工学科に所属する学生たちによる優れた作品です。このコンテストは、気象観測領域における新しい発想を求めるものであり、学生たちは自身のアイデアを基にした観測機器を提案しました。

代表理事特別賞:「ももナビ」



代表理事特別賞に選ばれたのは、5年生の服部礼さん、久保田航生さん、森嶋悠さんと1年生の君成佳音さんが共同開発したアプリ「ももナビ」です。このアプリは、ユーザーがスマートフォンで桃を撮影し、ボタン一つでその糖度を推定することができるシステムです。機械学習モデルを活用し、画像処理によって桃の特徴を分析します。特別な機器が不要で、スマートフォンがあれば誰でも簡単に利用できる点が評価されています。チームリーダーは、この成果を踏まえ、農業分野での技術的貢献への意気込みを語りました。

観客賞:「よりどりお天気」



一方、観客賞を受賞したのは、3年生の荻田龍斗さん、中村櫂吾さん、濱口龍輝さん、さらに2年生の石井奏汰さん、島田創多さん、髙橋瑞生さんから成るチームが開発した「よりどりお天気」。このシステムは、農地の鳥獣被害を防ぐためにAIとカメラを用いて鳥獣を検出し、LINEで農家に通知する機能を持っています。また、AI案山子やロボット犬を使った自動追い払いシステムも特徴です。具体的には、農地周辺の気象データを収集し、鳥獣の出没予測を行うことで、農家の負担を軽減し、収穫の生産性を高めることを目指しています。

鳥羽商船高等専門学校とは



鳥羽商船高等専門学校は、1881年に設立され、日本で最も歴史のある商船系の高等専門学校です。船員を目指す商船学科と、エンジニアを育成する情報機械システム工学科の2学科を有し、学生たちは科学的な思考と高度な知識・技術を学び続けています。今後、受賞したシステムやアプリの実証実験を進め、さらなる進展を目指していくとのことです。

鳥羽商船高専の学生たちの活躍は、地域社会のみならず、未来の農業や技術革新にとっても大きな期待が寄せられています。これからも彼らの新しい取り組みに注目していきたいと思います。


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