2025年9月の千葉空港、外国人旅客数が過去最高を記録！

2025年9月の千葉空港：外国人旅客数が過去最高の167万人を記録

2025年9月、千葉空港は外国人旅客数で過去最高の167万人を達成しました。この数字は、香港などの台風の影響による欠航があったにもかかわらず、訪日需要が依然として高まっていることを示しています。これにより、空港の運用状況も活気を呈しています。

旅客便の動向について

国際線・国内線の発着回数

国際線の旅客便発着回数は、前年同月比104%の13,768回に達し、中国線が好調に推移しています。特に中国線は2,443回（前年同月比108%）と、顕著な伸びを見せており、今後も需要が期待される市場です。

一方、国内線の発着回数は3,745回（前年同月比96%）で、これはLCC各社における機材及び運航人員不足による減便の影響が出ています。

旅客数の推移

日本人旅客数は87万人（前年同月比112%）を記録し、2021年以降、継続して前年を上回っています。このトレンドは、国内の観光業復活を象徴するものです。

しかし、外国人旅客数については167万人に達し、年間や月間の記録を次々と更新しています。これは、国際的な旅行需要の回復と訪日観光の需要が高まっていることを示しています。国内線の旅客数は62万人（前年同月比96%）で、同様の要因により減少が見られました。

貨物便の動向

国際航空貨物量も17万トン（前年同月比105%）と、18ヶ月連続で前年同月を上回る増加を見せています。特に輸出側では非鉄金属、輸入側では肉類が好調であり、これらの動きは千葉空港全体の競争力向上に寄与しています。

2025年度上期の総括

2025年度上期（4-9月）では、外国人旅客数が1,159万人となり、この数字は年度上期として過去最高を記録しました。全体の航空旅客数は2,080万人（前年同期比104%）に達し、コロナ禍以降で初めて2,000万人を超える成果を上げました。日本人旅客数も447万人（前年同期比113%）となり、これもまた前年同期を上回る結果です。

国内線の旅客数は364万人（前年同期比93%）であり、発着回数の減少が影響を及ぼしています。このような動きは、航空業界が順調に回復しつつあることを示しています。