会津若松の講演
2025-09-29 10:02:05

会津若松の寺子屋で開催された「世界とつながる学び」講演の詳細

会津若松での「世界とつながる学び」講演



福島県会津若松市に位置するフリースクール、寺子屋方丈舎で開催された講演会は、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトによる「世界とつながる学び」プロジェクトの取り組みが中心でした。このプロジェクトは、経済産業省の支援を受けて、日本の教育におけるグローバル化を推進しています。

ハイブリッドでの実施



2023年9月25日、この講演は会津若松の方丈舎と郡山など複数のキャンパスがハイブリッド形式で結ばれ、広がりを見せました。方丈舎は、子供たちの「今」を大切にする居場所として、評価や正解を超えた学びの場を提供してきました。

「世界とつながる学び」という理念の下、参加者は中村雄一代表の講演を通じて、自身ができることについて考えを深めました。この講演では、地域の柿を使ったドライフルーツ作りや、折り紙やビーズアートを用いた国際支援のアイデアが次々と出され、参加者の創造力が刺激されました。

地元資源の国際的な活用



特に印象的だったのは、地元の資源を活用して国際的な支援に結びつけるアイデアでした。たとえば、柿から作ったドライフルーツを用いた食糧支援プロジェクトの提案がありました。これにより、ローカルの資源が国際的な課題解決に寄与する循環が生まれます。

方丈舎となかよし学園プロジェクトの共通したビジョンは、学びを「知識の移動」ではなく、関係の生成として捉えることです。ローカルの手仕事が国境を越え、現地での共創につながるこの取り組みは、これからの教育のあり方を示唆しています。

シリアとの交流



講演の中で触れられたシリアへの取り組みも大きな反響を呼びました。今年7月、方丈舎の生徒たちが作成した手紙や折り紙はシリアに送られ、アレッポ大学の学生たちや政府高官に感謝されました。教育行政官は、日本人が持つ「他者を思う心」を高く評価し、シリアの子供たちにも必要な教育であるとのコメントを残しました。

この交流の後、シリアの大学生からも返信が届き、方丈舎の生徒たちに「世界とつながった実感がある」との感想が寄せられました。これにより、参加者は新たなアイデアを積極的に考え始めたようです。

「行動する平和」の重要性



同日、夜には「願う平和から行動する平和」のテーマで保護者を対象にした講演が行われました。中村代表は、平和は自らの行動によって守られるものであると強調し、参加者は実際にルワンダでの活動映像を観ることで、その重要性を実感しました。

これからの展開



今後なかよし学園は、創作から海外への届け方、さらに現地の反響への対応までを組み合わせた往還交流設計をさらに進めていく方針です。この活動を通じて、日本各地の教育が国際的な支援につながる未来を築くことを目指しています。

まとめ



会津若松の寺子屋方丈舎での「世界とつながる学び」講演は、子供たちが主体となり、地域の資源を活かした国際的な支援の姿を示しました。これからも、このような取り組みを通じて、教育の場がより広がり、具体的な平和のモデルとなることが期待されています。


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