SDGsオンラインプログラム
2025-04-02 10:17:08

日本とASEANが協力してSDGsを学ぶオンラインプログラム開催

日本とASEANが協力してSDGsを学ぶオンラインプログラム開催



2025年2月17日から20日まで、国立大学法人岡山大学の協力のもと、千葉大学が主催する「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2024」がオンラインで行われました。このプログラムはAUN(ASEAN University Network)および国立六大学連携コンソーシアムの共催により実現しました。参加者数は定員を大きく超え、871人が申し込みをしたことから、環境問題に対する関心の高さが窺えます。

参加した57人の学生は、ASEAN加盟大学と国立六大学の入力で構成され、その中に岡山大学の学生も含まれています。プログラムのテーマは「Intercultural Exchange Online Workshop - Action Students Can Take on Environmental Issues」で、国連が策定した持続可能な開発目標(SDGs)のうち、環境に関する目標である7、11、12、13、14、15に焦点を当てて、参加者は共同で解決策を模索しました。

開会式では、AUNのCholtis Dhirathiti事務局長が学生たちにメッセージを送り、岡山大学の鈴木孝義副学長があいさつを行い、学生たちの活動を激励しました。その後、千葉大学の岡山咲子助教が主導し、グループワークが設定されました。参加者は9つの異なるグループに分かれて、お互いの文化的背景を理解し合いながら、海洋生物の多様性損失や気候変動、森林伐採、大気・水質汚染、ゴミ問題など、さまざまな環境課題について考察しました。

特に印象的だったのは、学生たちによる多様なアイデアの数々でした。最終日には、各グループがその成果をプレゼンテーションし、解決に向けたアクションプランを発表しました。この活動を通じて、学生たちは国を越えた視点での意見交換ができ、未来を見据えた成果を得られました。また、閉講式では千葉大学の小澤弘明理事から、交流を継続し、未来の担い手としての成長について言及されました。

岡山大学は、国際連携機関を構築し、国立六大学と共にこれまで10年以上にわたり、学生交流やアカデミックセミナーを通じて密接な関係を築いてきました。今後も、各大学との連携を深めていくことが期待されています。

プログラムに参加した岡山大学の学生、薬学部1年生の市本理人さんは、「国立六大学の日本の学生、AUNのASEAN地域の学生と共にSDGsに関する議論ができ、新たな視野を得られました。」と語ります。特に「海洋多様性」に関するグループでは、海洋ゴミ問題について深く学ぶことができ、日本が抱える環境課題の実態を再確認する貴重な機会となったそうです。市本さんは、プログラムを通じて得た友人とのつながりを大切にし、今後も積極的にSDGsに関与していきたいと語っています。

このように、岡山大学を始めとする国立六大学は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援し続けています。これからも地域社会の持続可能性や環境問題に、積極的に取り組んでいくことが期待されます。


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