三次市の国際協力
2025-11-11 11:15:48

広島・三次市が発信する国際協力の新たな形「AOGA SOAP」の取り組み

広島・三次市が発信する国際協力の新たな形「AOGA SOAP」の取り組み



2025年11月5日、広島県三次市にある青河小学校にて、なかよし学園プロジェクト主催の講演会が開催されました。この会は、今年度の成果を振り返る「世界とつながる学び」プロジェクトの一環として実施され、全校生徒や保護者、地域住民が参加しました。講演では、児童たちが取り組んだ探究学習がどのように海外の衛生教育に活用されたかを紹介しました。

AOGA SOAPの誕生



青河小学校では、児童たちが「せっけんづくり」に取り組む中で、自らが考案したカラフルな石けん「AOGA SOAP」を制作しました。子どもたちは、配合や形、使い方に工夫を凝らし、自分たちの手で作り上げました。この石けんは、なかよし学園によってルワンダに持ち込まれ、現地の衛生教育に役立てられました。

海外での実践とその影響



ルワンダの首都キガリで、AOGA SOAPは African MirrorやKIBAGABAGA SCHOOLとの協力によって手洗い授業に利用されました。子どもたちは、楽しく学びながら衛生の重要性を体験しました。このようにして、青河小学校で作られたAOGA SOAPは、現地の子どもたちの健康を守る一助となりました。

学びがもたらす意義



講演では、児童たちがルワンダでの歴史と現在の課題について学びました。「本当に必要な人にAOGA SOAPが届いた」という実感を持ち、自分たちの学びが世界の健康を守る手助けになることを理解したといいます。児童たちにとって、この体験は単なる学習に留まらず、具体的な行動へとつながっていきました。

保護者と地域の声



講演には多くの保護者も参加し、子どもたちの成長を見守る姿が印象的でした。保護者の一人は、「子どもが『平和のために何かしたい』と思っても、具体的な一歩がわからず悩んでいましたが、今回の取り組みを通じて、学びがどのように世界に届くのか見えてきました」と語りました。この様子からも、学校の活動が地域全体に良い影響を与えていることが伺えます。

未来に向けての展望



青河小学校の谷川佳万校長は「1年間の取り組みが形になり、子どもたちの健康増進に役立つことができたのは素晴らしいことです」と語り、さらなる発展を期待しています。12月以降にも新しいAOGA SOAPの制作が計画されており、訪問先の子どもたちに向けた説明ビデオも制作する予定です。同校では「つくる→届ける→反応が戻る→改良して再び届ける」という循環型の学びが実践されることになります。

三次市から世界へ



三次市では「世界とつながる学び」という理念のもと、地域、学校、海外が連携したグローバル探究教育が進行中です。これは、「住み続けたいまち三次」を目指す取り組みの一環であり、学校の活動が地域の誇りと国際協力につながる事例として注目を集めています。三次市の児童たちが国際的な活動を通じて成長し、地域や世界に貢献する姿が期待されています。「AOGA SOAP」の取り組みが、今後も新たな医療の実践モデルとして世界に広がっていくことを願ってやみません。


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