千葉の声を集める集会:社会的養護の未来を考える
千葉県で、子どもや若者の支援に力を入れる一般社団法人Voidが主催するイベントが、2025年10月13日(月・祝)に開催されます。「千葉県における社会的養護経験者等の実態把握調査報告集会」と題されたこの集会では、社会的養護を経験した若者の声や、そのニーズについて深く掘り下げていきます。この機会を通じて、若者たちの思いや現状を知り、社会全体でその未来を考えることができるでしょう。
背景と目的
一般社団法人Voidは、すべての人々が幸福に暮らせる地域社会の実現を目指しています。そのために「ちば子ども若者ネットワーク」という取り組みを立ち上げ、千葉県や首都圏での若者支援活動を支援し、共に成長するコミュニティづくりを行っています。本イベントは、社会的養護を受けた若者たちと共にその実態を把握し、次世代に向けた支援の道筋を見つけるためのものです。
報告集会の内容
イベントは、千葉県弁護士会館の講堂で行われます。参加費は無料で、最大100名の方が参加できる設定です。ここでは、調査WGチームの基調報告に始まり、トークセッション、さらに参加者とのグループセッションが設けられます。
第一部 基調報告 では、社会的養護経験者の生活実態やニーズについて、武蔵野大学の永野咲准教授が報告します。全国調査との比較を交え、千葉県に特有の課題を浮かび上がらせます。
第二部 トークセッション では、過去と現在の状況を見つめながら、未来に向けた視点を提供します。現役の支援者や養護経験者が登壇し、彼らの実体験や知見をシェアします。
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第三部 グループセッション では、参加者同士で「これから私たちに何ができるか」を考える時間が設けられます。ここでの対話を通じて、実際の行動につながるアイデアを生むことが期待されます。
参加方法
イベントに参加希望の方は、事前に専用のイベント詳細ページから申し込みが必要です。その際、氏名やメールアドレスといった情報を登録し、後日、参加に関する案内がメールで送られます。
組織と調査チーム
本集会は、「千葉県における社会的養護経験者等の実態調査WGチーム」の活動の一環として行われます。このチームは、社会的養護経験者や支援者、学者たちによって構成され、その深い知見を基に調査を進めています。調査が進むにつれて、千葉県内の若者たちが直面するさまざまな問題が明らかになり、これを社会に広く周知することが重要とされています。
まとめ
千葉でのこの集会は、ただの報告会にとどまらず、参加者全員が共に考え、行動していくためのきっかけとなるでしょう。社会的養護を受けた若者たちの声を聴くことは、彼らの未来を明るくするための一歩です。ぜひ、多くの方々の参加をお待ちしています。