市川市で母子支援グループホームが拡大!
千葉県市川市を拠点に活動しているNPO法人ダイバーシティ工房は、子どもや若者、子育て家庭の支援に力を入れています。特に、障害を抱える母親とその子どもが一緒に暮らせるグループホームの重要性が認識され、今回新築アパートの開設が発表されました。これにより、事業はさらに拡大し、地域での支え合いのシステムが強化されます。
新拠点の誕生とその意義
ダイバーシティ工房は、昨年5月の1棟目の開設以来、1年半の間に戸建て2棟とアパート1棟の計3つの拠点を構築しました。そして、2025年12月には新たな戸建てが追加され、2026年1月には新築アパートが開設される予定です。これにより、全5拠点での定員は22名に達し、より多くの母子を受け入れ可能となります。全国的に見ても、障害を抱える母親が安心して子どもを育てられる環境は非常に限られているため、この取り組みは特に重要です。
設立の背景と目的
ダイバーシティ工房の設立は、経済的困窮やDV被害に対して支援が必要とされる状況から始まりました。これまで、シェルターやシェアハウスを通じて困難な状況に置かれた女性や母子への住まいの提供を行ってきましたが、精神的な支援が求められる方も多く見受けられました。特に障害のある母親が子どもを育てながら生活できる場所は不足しています。
彼女たちの「手伝ってほしい」「話を聞いてほしい」という声に応え、母子で生活できるグループホームの設立が進められてきたのです。
新築グループホームの特徴
プライベートを守るアパート形式
新しいグループホームはアパートスタイルであり、各居室には独立した玄関、キッチン、トイレ、浴室が完備されています。この設計により、プライバシーが確保されながら、一人暮らしを目指す方や母子、妊産婦が安心して生活を始めることができます。
専門的なサポート
また、女性支援や障害者支援に特化した職員が定期的に訪問し、生活全般にわたるサポートを行います。食事や服薬の管理、生活リズムの調整を通じて、入居者が自立を目指せるように支援を行います。
LINE相談による気軽さ
入居を考えている方やその支援機関からの問い合わせには、LINEを通じて気軽に相談が可能です。シェルターや他の支援事業との連携によって、最適な棲家の提案を行います。
内覧会について
新しいグループホームの内覧会は、以下の日程で開催されます。これは入居者が実際に入る前の特別な機会ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
- - 開催日程:2025年12月4日(木)・5日(金)・6日(土)
- - 各日 時間:10:00~、11:30~、14:00~
参加希望の方は、QRコードまたはお申し込みフォームからの事前登録が必要です。
最後に
市川市に新しくオープンするこのグループホームは、困難な状況にある母親とその子どもにとって、支えとなる場所となることが期待されています。地域の皆さんのご理解とご協力をもって、さらに多くの母子が安心して暮らせる環境が整っていくことを願っています。この記事を通じて、一人でも多くの方がこの取り組みに関心を持っていただければ幸いです。