早稲田佐賀の学び
2025-11-18 11:39:30

早稲田佐賀中高、国際連携を深める「世界で学ぶ」講演会を開催しました

早稲田佐賀中学・高等学校による「世界とつながる学び」講演会



2025年11月10日、早稲田佐賀中学・高等学校では特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一)による「世界とつながる学び」というテーマの講演会が開催されました。このイベントは中学生と高校1年生を対象にしており、紛争地や難民キャンプでの教育支援の実例を通じて、学問がどのように世界の平和に寄与するかを考える内容でした。

教室での学びが世界とつながる



講演会では、教育支援を行う様々な事例が紹介され、学生たちに「学問が世界を変えるのか?」という問いが投げかけられました。参加者たちは、教室での学びが将来どのように他者の命や未来を守る手立てになるかをじっくり考えることができ、自分の投身できる「今できること」を学ぶ貴重な機会を得ました。

サステナ部の取り組み



講演会では、早稲田佐賀のサステナ部が行ってきた活動も紹介されました。たとえば、彼らは海洋プラスチックをリサイクルしたオリジナル・キーホルダーを製作し、それがシリアの平和教育プログラムで使用されることになりました。この活動は、単に物を届けるのではなく、若者にとって共に未来を創り出すパートナーとしての役割を強調しています。

このキーホルダーは、シリアの難民キャンプなどで活用され、日本の高校生が自らデザインした教材として高く評価されました。現地の若者たちからは、「日本の同世代がここまで考えてくれているとは思わなかった」という声が寄せられ、生徒たちの取り組みが国際的な共感を生んでいることが伝わってきました。

SDGsカルタ制作ワークショップ



講演会の後、高校1年生を対象にしたSDGsカルタの制作ワークショップが行われました。生徒たちは、SDGsや平和をテーマにした読み札や絵札を自ら考え、自分の経験や思いを形にすることに挑戦しました。このワークショップを通じて、教科書で学んだ知識が社会問題への関心を高め、さらにはアクションにつなげる重要なプロセスとして機能しました。

学びを通じた国際協力



サステナ部の活動やSDGsカルタは、今後カンボジア、シリア、南スーダンでの教育現場で活用される予定です。そのことが、世界中の同世代との連携を感じさせ、「自分のこと」として国際協力を考えるきっかけとなりました。

教員の上田幸弘先生は、生徒たちが「世界の架け橋」になれることを実感し、国際経験を通じて次世代への教育の重要性を改めて認識したと語ります。また、教諭の平野佐矢子先生も、生徒たちが自らの未来を描く姿勢を育む大切さを強調しました。

これからの展望



「なかよし学園プロジェクト」が提唱するCoRe Loopは、創造したものを届けるだけでなく、それを通じて共創し、さらに拡げていくという循環型の教育モデルです。早稲田佐賀中学・高等学校は、この活動によって国際社会とのつながりを深めながら、持続可能な未来を目指しているのです。

このような取り組みを通じて、早稲田佐賀は単なる学びの場から、国際問題への意識を高め、共感し合える人材を育成する場へと進化を遂げています。今後もこのような活動が続くことで、より多くの学生が国際的な視点を持ち、行動に移すことを期待しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

関連リンク

サードペディア百科事典: SDGsカルタ 早稲田佐賀中学 国際協力

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。