新技術の推奨獲得
2025-04-21 11:53:42

日綜産業の新技術が国交省からの準推奨を獲得

日綜産業、国交省より準推奨技術に認定



日綜産業株式会社が開発した「法面作業構台マルチアングル工法」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)によって準推奨技術に選ばれました。これは公共工事において特に施工の安全性と効率を向上させることが評価されて認定されたものです。これにより、今後国や自治体が行う工事において、この工法が優先的に採用されることが期待されています。

「法面作業構台マルチアングル工法」とは?


この工法は、日綜産業が独自に開発した「ニッソー3Sシステム」をベースにしており、斜面や法面に安全に作業するための構台を迅速に設置するためのものです。仮設資材を利用し、多様な傾斜に柔軟に対応できることが特徴です。

簡単な組み立てと解体


この工法の大きな利点は、重機を使用せずに、ハンマー一つで簡単に組み立てや解体を行える点です。これにより、人力での作業が可能となりつつも、従来の足場工法に比べて大幅な時間短縮が実現できます。実際の試算によれば、従来工法と比較して組立・解体工数が約38%削減され、コスト面でも約21%のコストダウンが可能とされています。

高い耐荷重性能


さらに、この工法は支柱が最大で7.1tまでの荷重を支えることができるため、大型設備の施工にも対応可能です。標準的な単管と比較して、約3倍以上の支持力を持っており、70t未満の積載も可能です。このような高い耐久性は機材の信頼性を高め、施工における事故を防ぐ要因となっています。

廃材削減とSDGsへの貢献


また、このシステムはリース可能な廃材を使用するため、長期的には廃材削減にも寄与し、SDGsにも貢献する仕組みとなっています。

日綜産業の歩みと展望


日綜産業は1968年に設立され、以来仮設機材の設計・開発・製造・販売を一貫して提供し、公共工事を支えています。特に「建設労働災害の撲滅」と「安全な現場づくり」をミッションとして掲げており、スカイツリーや国立競技場などの大規模プロジェクトにも関与。今回の準推奨技術の認定を契機として、さらなる技術の改善と普及を推進し、全国各地のインフラ整備に力を注ぐ予定です。

日綜産業が展開する「法面作業構台マルチアングル工法」は、公共工事の現場に新たな可能性をもたらし、未来の建設業のスタンダードになることが期待されている技術です。今後の展開に注目が集まります。


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